実はコレだけ!レザークラフト必要道具
こんにちは、音無すまほです。
本日はレザークラフトについてお話します。
趣味として数点自作したい!
という初心者レベルになりますので、
簡単な知識と必要道具についてのお話になります。
レザークラフトとは
皮革を用いて工芸すること。
簡単に言うと牛革や馬革、羊革を使って財布や鞄を作ることです。
革製品はカッコよく、つい欲しくなってしまいます。
しかし、形や色、サイズが希望に合わず購入を断念してしまう。
そんな経験はありませんでしょうか。
自分にピッタリの世界に一つだけのモノを自作できる、
それがレザークラフトです。
「皮」と「革」
レザークラフトでは「革」を使いますが、そもそも「皮」と「革」の違いは何でしょうか。
「皮」とは動植物の外表を覆う膜。いわゆる「skin」のことです。
例:手の皮、りんごの皮
「革」とは獣など動物の皮から、毛などを取り除き、腐敗を防ぐために鞣し(なめし)作業を施したもの。こちらは「lether」と言います。
例:牛革
必要道具
レザークラフトの道具は高そう...
と思っていませんか?
実はそんなことありません。
作業工程ごとに必要道具を整理しましたので、見ていきましょう。
1. 構想を練る
必要道具:なし
楽しい時間です。革製品を眺めたりネット検索で作りたい形をイメージしましょう。
2. 型をつくる
型紙
型紙は100円均一等のもので良いと思います。大量に作るのであれば型をアクリルで作成すれば変形しません。
型で完成形が決まりますので丁寧に作成しましょう。
定規
定規は金属製を使いましょう。
また、L字を使うと直角に線を引くことができて便利です。
使い慣れていないと目盛りを読み間違え易いので注意しましょう。
3. 革に下書きする
ペン
鉛筆でもよいかもしれませんが、革用にペン先が太く消しゴムで消せる「銀ペン」というものがあります。また、キリなどで少し削って線を引く方法もあります。
4. 革を切る
カッター
下書きに沿って切る作業です。
カッターは我が家にあった一般的な事務用カッターを適当に使っておりますが特に問題はありませんでした。切る際に革が延びないように一度に切らず少しずつ切ると綺麗に切れました。この辺りが革専用カッターとの差でしょうか。 ちゃんと革用のモノを買った方が良いのかもしれませんね。
カッティングマット
A4サイズ以上のモノを作りたい時にA4サイズのカッティングマットだと、切る回数が増えて面倒になることや切る境目ができる恐れがありますので、大きなカッティングマットが良いと思います。折り畳み式だと収納時に邪魔になりません。 その為、別記事で紹介しているキューブボックス に綺麗に収納できます。
5. 革を貼る
接着剤
接着力が弱く、剥がすことができる「ゴムのり」がありますが、一般的なボンドで代用しました。もちろん「ヘラ」を使わず、厚紙で代用。のちに縫いつける為、軽く接着できれば問題ありません。
6. 革を縫う
ステッチンググルーバー
革表面をコンマ数mm線を引くように削る道具で、縫い糸のガイドになることや、糸が磨耗しにくくなります。
菱目打ち
革に一定間隔の小さな穴を開ける道具です。この、間隔を「ピッチ」と言い3mm、4mm、5mmあたりが基本的。
ピッチが小さいほど細かい為、縫う時間は必要ですが、繊細な出来栄えになるので財布などの小物作成に適しています。逆に鞄など大物はピッチが大きくて良いでしょう。また、大きなピッチは手作り感が出るのでお好みでピッチ選択しましょう。
また菱目打ちの先端は枝分かれしており、この枝分かれの数を「目数」と言います。目数が多いほど一気に穴あけができ且つ真っ直ぐに穴あけができます。一方で角部などは目数が少なくないと穴が開けられません。ネット記事をチラチラ見てみると目数4と2の計2本が良いらしいので購入してみました。
ゴム板
菱目打ちでの穴あけの下敷且つ防音の為の道具です。
ゴムハンマー
菱目打ちの上を叩く道具。金属製だと音が大きいのでゴム製が良いでしょう。100円均一で購入しました。無くても菱目打ちをグリグリ押し付ければ穴は開けられますが、是非購入をオススメします。100円均一の店によっては300円で売っていました。
ストロングツール(Strong TooL) 2WAYハンマー パイプ柄 30mm 02406
- 出版社/メーカー: イチネン ミツトモ
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
縫い糸
レザー製品は長く使うことができますので、縫い糸は切れにくい糸を使うべきです。麻糸にロウを引いたり、ポリエステル糸やナイロン糸を使用します。ロウ引き不要で綺麗な「ビニモ」がオススメです。
ビニモMBT5番 小巻 全22色 60m【メール便対応】 [協進エル] レザークラフト工具 糸
- ジャンル: キッチン・日用品雑貨・文具 > 手芸・クラフト・生地 > クラフト > レザークラフト
- ショップ: レザークラフト材料専門店ぱれっと
- 価格: 356円
縫い針
裁縫の刺繍針よりも先端が丸まった針で、縫う際に革を傷つけにくくなっています。縫う際には2本の針を使用しますので、1本しか買わなかった...とならないように注意しましょう。
クランプ
革を貼り合わせる際などに挟んで固定する道具。100円均一で良いでしょう。C型クランプなども売っていました。
7. ボタンを取り付ける
打ち具
ホックを取り付ける道具。財布の小銭入れを作る際などに必要になるかもしれません。
【メール便送料無料 お得パック】ホック/カシメ打ち具&打ち台10点セット(ホック10.12.15mm)(カシメ6.8.10mm)
- ジャンル: キッチン・日用品雑貨・文具 > 手芸・クラフト・生地 > クラフト > レザークラフト
- ショップ: Bezalel
- 価格: 2,180円
ハンシャ
バネホックよりも弱い力で開け閉めできるボタン。頭が目立ちません。
ハンシャセット 小 ニッケル φ10mm 20ヶ【メール便選択可】 [協進エル] レザークラフト金具・飾り金具 バネホック
- ジャンル: キッチン・日用品雑貨・文具 > 手芸・クラフト・生地 > クラフト > レザークラフト
- ショップ: レザークラフト材料専門店ぱれっと
- 価格: 248円
8. 仕上げ
トコフィニッシュorトコノール
革の裏側である床面(とこめん)や、革の側面であるコバを綺麗に磨く液体。トコノールの方がツヤが出るらしいが、トコフィニッシュの方が少し安い。
スリッカー(ヘリみがき)
革の側面であるコバを磨き、重ねた革を一体化させたり光沢を出したりする道具。木製で同じようなサイズですがメーカーによって価格差が大きい。お手頃価格のモノとクラフト社のモノを比較すると、後者の方が光沢があり、良さそう感がある。使い込んだり手入れすることでの変化はまだわかりません。
ヘリ落とし
革の側面であるコバの角を削るいわゆる面取する道具。ヘリ落としをする事で革の側面を見たときに薄く見えるようになります。 革の厚みに合わせて選ぶようです。
オイル
保革剤。革の酸化、日焼け、老化、汚れ、カビを防ぎます。また、ニートフットオイルは革をエイジングさせる効果があります。
以上、基本的な道具の簡単な説明でした。
レザークラフト道具セットも販売されていますが、私自身が安いものや、コレ良さそうだなと思ったものを購入したかったので、単品で紹介していきました。
あとはお好きな革を選んでレザークラフトを楽しんでみましょう。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。